11_負担限度額認定のためのハードル

11-1_お義母さんの余命と介護費用

kaigo

10月9日に特養に面談に行きました。 その時の施設の様子や、コロナ禍での施設の受け入れ状況に関して、前のエントリーで簡単に説明をしたのですが、今日ここに書くのが本題で、いくらかかるのかということです。yunのお義母さんは悪性脳リンパ腫にかかった影響で、左半身麻痺や認知機能の低下といった問題を抱えてはいますが、それ以外に関してはどちらかというと健康です。老健の職員さんからの報告を聞いていても、食事も残さずにちゃんと食べられているし、歯痛や転倒といったトラブルは起こりながらも体調を崩すということがないようです。yunの話に寄りますと、お義母さんは2016年夏に悪性脳リンパ腫の病院から出た後、一度も風邪を引いていないようです。また、治療後も再発の可能性が非常に高い病気であるらしく、yunのネット調査では60歳移乗の罹患者で治療後の平均余命が6.6年らしいのですが、ここのところの検査ではそのような兆候もなく、この病気での平均余命を更新していけるように私には見えます。

 こうした余命はどのくらい、という話はあまり気持ちが良い話ではないのですが、それでも私とyunはこの問題を避けて通ることはできません。なぜなら、お義母さんがお亡くなりになるまでに月々どのくらい介護費用に当てて良いかを逆算する必要があるからです。お金持ちであれば、費用が高くても居心地が良い有料老人ホームなどに入れてあげたいという話をするのですが。

11-2_お義母さんの貯金、収入

 お義母さんの財産状況は、貯金が800万、年金+保険収入が月々10万円弱。資産としては、yunの実家の権利を4分の1保有しています。ただし、この家に関しては、仮に売却してもほぼお金にならないことが推察されます。いろいろ理由があり、またどこかのエントリーで取り上げたい問題ですが、2つ大きな要因があります。それは、お義母さんの介護のために家をリフォームしていることと、そもそもこの家の立地が悪くて古いということです。そもそも家の権利の4分の3はyunの父親が持っていて、売るといってもたぶん簡単に話は進みそうもありません。

 また、前のエントリーにも書いたのですが、yunの父親はyunの働きかけで、毎月15万の仕送りをしてくれていますが、これは途切れるリスクがあるもので、あてにして、施設選びをするのは危険です。この辺の事情というか空気感もどこかで詳しく書きたい気持ちはありますが、かなり長くなりますので、ここでは父親の仕送りは長期的な信用のある収入ではないということです。

 したがって、基本的にはお義母さんの貯金800万と収入月々10万円弱から大きく外れない範囲で施設に入れるルートを考えなければいけません。

11-3_特養の費用

 特養の方がくれたパンフレットに、ベーシックにかかる費用が書いてありましたが、yunのお義母さんがかかる費用は、現状ベースですと17万円弱、負担限度額認定がされていれば11万円弱ということです。 お義母さんの貯金、収入 を考慮すれば、余命がわからない状態で現状ベースの月々17万円コースでは難しく、負担限度額認定を受けて11万円弱で入居することが最良の道だと思います。ここで問題になるのが、それではなぜお義母さんが現状ベースの17万円コースになってしまうのか、どうすれば負担限度額認定を受けられるかということです。

11-4_負担限度額認定への障害

 以前のエントリーに書いたと思うのですが、お義母さんは離婚をしていません。20年前に家を出て行ったyunの父親と別居状態になっている上、お義母さんが病気になってyunが父親に抗議するまで仕送りもなかったので、基本的には結婚状態でいるメリットはありません。むしろ自治体からすれば結婚している状態と認識されるため、配偶者であるyunの父親に所得があり、課税者である場合には、その妻であるyunのお義母さんは減免制度の対象外になってしまうのです。

 お義母さんとyunの父親が離婚せずに、今まで別居をしてきたことについては、お義母さんの意向があったとyunから聞いたことがあります。離婚せずに、yunの父親とその愛人が結婚できないことが、ささやかな仕返しになるのか、この辺りはもう私にはわかりようもない複雑な心の問題で、yunもたぶんお義母さんの気持ちがすべてわかるわけではないと思います。ですので、このような成り行きで今まで来たことの良し悪しに関してなにもいうつもりはありません。

 しかし、限度額認定が降りないとなると話は別で、お義母さんの今後に大きくかかわってくる問題ですので、たぶん近い将来この問題に正面から取り組む必要が出てくると思います。つまり、お義母さんを説得して、yunの父親と離婚してもらう必要があるということです。こんなことを他人がとやかく画策するということ自体が、本当に申し訳ないと思うのですが、みんながこの先何とかやっていくために、たぶんやらなければならないでしょう。

 実は限度額認定に関する話は、1年前に老健にお義母さんに入ってもらった時にもまったく同じ問題が起こりました。そのときに、yunのお義母さんはもし単身者として扱われるのであれば、月々の支払いは限度額認定制度によって、確か8万円以下(具体的な数字はちょっと自信ないです、1年前ですし)に抑えられたはずでした。お義母さんは課税者ではありませんでしたし、貯金も1000万円以下でしたので、単身者が限度額認定を受ける要件を満たしていたのです。しかし、配偶者がいた場合、その配偶者が課税者であるかどうかが考慮されるので、結局限度額認定は適用外になり、老健の費用は月々11万円+洗濯代、ということになりました。

 しかし、それでも額面としては問題ありませんでした。yunは父親と接触したり連絡をとったりするときに、かなりストレスを感じるようで、メンタルが悪い状態になるので避けたほうが良いという事情もありましたし、老健が期限付きの場所で、すぐに出なければいけないだろうというように考えていたからです。結果的には1年い続けられたのですが。

 ですが、特養で月々の支払いが17万から11万になるとなると話はまったく別です。

11-5_とりあえずの方向性

 どこの特養に入れたとしても、最初は限度額認定を受けられないまま、月17万程度の利用料を払い、そこからなるべく早く離婚をしてもらうように促して減免を受けられるようになって、月11万円に移行していくのが現在考えられる道筋だと考えています。

 とにかく今はyunが妊娠しているので、肉体的にも精神的にも負担になるような行動は慎むべきで、特養に入る最初の1年はお金がかかっても良いから、さ入れるチャンスがあれば入ることを優先する、といった方針です。それだけ特養に空きがあるかもしれない今の状況は大きな機会だと思います。また、仮に今すぐ入れる運びになったとして、離婚話を迅速にすすめられたとしても、減免制度は年単位で見直しがなされるものですので、もはやお義母さんが月11万円ですぐに入居できる可能性はノーチャンスに近いというわけです。

11-6_施設の人が、お義母さんの様子を見てくるそう

 10/9に行った施設の方は、10/21にお義母さんの老健まで行って、お義母さんの様子を見てくるとおっしゃっていました。また、もう1件、別の特養からもyunに電話があり、10/18にお義母さんの様子を見てくると言っていたようです。私たちが住んでいる自治体は、今が本当に新規入居者が施設に入れる大きな波が来ているのかもしれません。ですが、期待しすぎるのは禁物で、静かに改めて連絡が来るのを待ちます。

 たぶん、それぞれの特養の方がお義母さんの様子を見た後で、施設の中で判定会議(?)なるものを行い、その結果が次の連絡で来るものと推察しています。

11-7 一昨日から20週(6か月目)に入った

 yunは、一昨日から満20週に入りました。ここまで何とか無事そうで、ホッとします。10/7にお義母さんの悪性脳リンパ腫フォローアップ検診に連れて行ったときに、初めて胎動を感じたようでしたが、ここのところはそれよりも動きが大きくなってきたようで、私でもお腹を触ればわかる位になりました。それだけなら割と嬉しい話なのですが、yunはお腹の張りをたびたび感じていて、胎動が痛いと感じる時があるようで、心配です。たぶん、会社に行ったりお義母さんの通院付き添いをしたりするときに疲れて、張りやすくなっていそうなのですが、割と安静にしている時でも張っているようなので、無理をしないように見守り強化していきたいところです。

11-8 一昨日yunが作ってくれたもの

 一昨日(10/16土)は、yunは久しぶりに買い物に行きたいと行ったので、午前中に近所のスーパーに行きました。yunは今年youtubeで流行ってたペッパーランチを作りたいといって、牛肉やコーンをはじめ、スーパーでいろいろペッパーランチの材料を買って、晩に作ってくれました。とてもおいしかったです^^最近牛肉高いですが、100g118円程度のかなり安い牛細切れがあったので、それを買って今回のペッパーランチに入れてくれたのが、すごくおいしかった。牛はやはりごちそうですね